『愛とかいろいろあるところ』否田──ラブホバックヤードで芽生える不器用な絆の物語

小説・文学
愛とかいろいろあるところ

愛とかいろいろあるところ

著者 否田(著/文)
出版社 幻冬舎コミックス
発売日 2026年5月22日
価格 800円+税
ページ数 176ページ
判型 B6判
ISBN 9784344857650

眉目秀麗ゆえに人間関係に疲弊した杠(ゆずりは)が選んだのは、「対面接客ナシ」が魅力のラブホスタッフという仕事。しかし、そこで出会った強面マネージャーの飛鳥は、なぜか距離感がバグっている様子。独特なバックヤード業務に慣れてきた頃、働きすぎる飛鳥の姿に危機感を覚えた杠。「自宅にひとりでいたくない」と弱音を吐く上司を放っておけず――。幻冬舎コミックスから贈る、ラブホという特殊な職場を舞台に、それぞれの事情を抱えた二人が寄り添い合う、優しくて切ない人間ドラマ。否田が描く繊細な心理描写が胸を打つ一冊です。

この本の注目ポイント

✔ 「対面接客ナシ」に惹かれた主人公の過去

容姿が良いことで人間関係に疲れ果てた杠。彼が求めたのは人との距離が保てる職場でした。美しさが災いするという独特な設定から始まる物語は、外見に悩む現代人の孤独を丁寧に描き出します。ラブホスタッフという意外な職業選択が、彼の心の傷を静かに物語っています。

✔ 距離感バグりな強面マネージャー・飛鳥との関係

クセの強い上司・飛鳥は、強面でありながら距離感が独特。働きすぎる彼の姿に、杠は次第に気づいていきます。「自宅にひとりでいたくない」という弱音――その言葉の裏にある孤独。二人の不器用な関係性が、ラブホのバックヤードという閉じた空間で少しずつ変化していく過程が見どころです。

✔ ラブホバックヤードという特殊な舞台設定

表からは見えないラブホのバックヤード。その独特な仕事環境が、物語に特別な雰囲気を与えています。対面接客がないからこそ見える人間関係、特殊な職場だからこそ生まれる絆。日常とは少し違う世界で展開される人間ドラマが、読者を引き込みます。否田ならではの独創的な舞台選びが光ります。

こんな人におすすめ

  • 職場での人間関係に悩んでいる方
  • 繊細な心理描写が好きな方
  • 不器用な登場人物たちの関係性にキュンとしたい方
  • 日常系ヒューマンドラマがお好きな方

著者について

否田(著/文)。繊細な心理描写と独創的な設定で読者を魅了する作家。登場人物それぞれが抱える事情や孤独を丁寧に描き出し、寄り添うような優しい筆致が特徴。本作『愛とかいろいろあるところ』では、ラブホという特殊な舞台で織りなす人間ドラマを通じて、新たな魅力を見せています。

まとめ

人間関係に疲れた青年と、孤独を抱えたマネージャー。ラブホバックヤードで交わる二人の物語は、優しく切なく心に響きます。2026年5月22日発売。

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