奇跡の食卓
| 著者 | 三宮 麻由子(著/文) |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2026年5月21日 |
| 価格 | 630円+税 |
| ページ数 | 256ページ |
| 判型 | 文庫判 |
| ISBN | 9784087448986 |
盲目のエッセイスト・三宮麻由子が描く、視覚に頼らない豊かな食の世界。見えないからこそ研ぎ澄まされる味覚、嗅覚、触覚、聴覚──四つの感覚が織りなす食卓の風景は、私たちが忘れかけていた「食べる」ことの本質を呼び覚まします。日常の食事に潜む小さな驚きや喜び、家族との温かな記憶、そして食を通じて感じる命の尊さ。視覚という情報に頼りがちな現代において、本書は「感じる」ことの豊かさを教えてくれる一冊です。三宮氏ならではの繊細で詩的な文章で綴られる食のエッセイは、読む者の心に深い余韻を残すことでしょう。
この本の注目ポイント
✔ 視覚を超えた「食べる」体験の豊かさ
目が見えないからこそ際立つ、香り、舌触り、温度、音。著者は食材ひとつひとつとの対話を通じて、視覚に頼らない食の楽しみ方を私たちに示してくれます。野菜を切る音、鍋が煮える匂い、箸が触れる食材の感触──五感を研ぎ澄ませることで見えてくる、食卓の新しい風景があります。
✔ 記憶と食をつなぐ心温まるエピソード
家族と囲んだ食卓の思い出、季節の移ろいを感じさせる旬の味、旅先で出会った忘れられない一品。著者の人生に彩りを添えてきた食の記憶が、優しく丁寧な筆致で語られます。食べることは生きること、そして愛することだと気づかせてくれる珠玉のエピソードが詰まっています。
✔ 詩人のような繊細な文章表現
三宮麻由子氏の文章は、まるで詩を読んでいるかのような美しさと繊細さに満ちています。食材や料理を描写する言葉の一つひとつが、読者の想像力を刺激し、実際にその味や香りを感じているかのような臨場感を生み出します。文学としても味わい深い、格調高いエッセイ集です。
こんな人におすすめ
- 日常の食事をもっと豊かに楽しみたい方
- 五感を使った丁寧な暮らしに関心がある方
- 心温まるエッセイや食に関する読み物が好きな方
- 三宮麻由子氏の作品のファン
著者について
三宮麻由子(さんのみや・まゆこ)は、盲目のエッセイスト、フランス文学者。4歳で視力を失いながらも東京外国語大学、東京都立大学大学院で学び、繊細な感性と深い洞察力で数々のエッセイを発表。日常の中に潜む小さな驚きや喜びを独自の視点で描き、多くの読者に感動を与え続けています。
まとめ
視覚に頼らない食の世界は、こんなにも豊かで深い。三宮麻由子が紡ぐ食のエッセイは、私たちに「感じる」ことの大切さを思い出させてくれる珠玉の一冊です。



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