『メカノケミカル反応の基礎と社会実装』- SDGs時代の新しい化学反応技術

科学・技術
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メカノケミカル反応の基礎と社会実装

メカノケミカル反応の基礎と社会実装

著者 齋藤 文良(東北大学名誉教授)(著/文
出版社 エヌ・ティー・エス
発売日 2026年5月21日
価格 54,000円+税
ページ数 464ページ
判型 B5判
ISBN 9784860435165

機械的エネルギーを利用して化学反応を引き起こす「メカノケミカル反応」。本書は、東北大学名誉教授の齋藤文良氏が、この革新的な技術の基礎から実用化までを体系的に解説した専門書です。SDGs時代における環境問題解決の鍵として注目されるPFAS分解、CO2メタン化、バイオマス変換など、持続可能な社会の実現に向けた最新の研究成果と応用事例を網羅。DEMシミュレーションによる最適化手法や粉じん爆発の防止対策など、実用化に必要な安全管理の知見も充実しています。全464ページにわたり、基礎理論から社会実装まで詳細に記述された、この分野の決定版となる一冊です。

この本の注目ポイント

✔ SDGs時代の環境課題に応える実践的内容

PFAS(有機フッ素化合物)の分解技術、CO2のメタン化によるカーボンリサイクル、木質リグニンの循環資源化など、現代社会が直面する環境問題に対する具体的な解決策を提示。持続可能な社会実現に向けた最先端の研究成果が満載です。

✔ 基礎理論から装置開発まで網羅した体系的構成

メカノケミストリーの基礎原理、粉じん爆発の防止技術といった基礎編から、振動ディスクミルなどの装置開発、DEMシミュレーションによる最適化手法まで、研究開発に必要な知識を体系的に学べる構成となっています。

✔ 産学連携による社会実装を目指した実用書

単なる理論書ではなく、バイオマス変換技術や非鉄金属酸化物の処理など、実際の産業応用を見据えた内容が充実。研究者だけでなく、企業の技術開発担当者にとっても実践的な指針となる一冊です。

目次

序論 SDGs時代におけるメカノケミカル反応の可能性と課題第1編 メカノケミカル効果の基礎 第1章 メカノケミストリーの基礎 第2章 メカノケミカル処理における粉じん爆発とその防止第2編 社会実装を目指した応用研究と装置開発 第1章 メカノケミカル効果と反応プロセス  第1節 メカノケミカル法を利用したPFASの分解とフッ素化合物合成への展開  第2節 水素吸蔵材料を用いたメカノケミカル法によるCO2メタン化反応のその場解析  第3節 メカノケミカル反応による木質リグニンの循環資源化  第4節 振動ディスクミルを用いたメカノケミカル処理による新規バイオマス変換技術の開発 第2章 メカノケミカル反応機構と最適化  第1節 DEMシミュレーションによる粉砕プロセスの最適化手法  第2節 タルクの乾式粉砕によるメカノケミカル無定形化機構  第3節 硫黄と鉄添加による非鉄金属酸化物のメカノケミカル硫化機構  第4節 分散剤やモノマーの添加によるメカノケミカル重合反応の最適化 第3章 メカノケミカル反応による物質合成  第1節 メカノケミカルアシスト合成プロセスによる酸化鉄ナノ粒子合成技術  第2節 メカノケミカル反応による分子ナノカーボンの次世代合成・変換技術  第3節 メカノケミカル法によるヘテロアトムドープ多孔質カーボンの合成技術  第4節  メカノケミカル法による有機無機ハイブリッド強誘電体の合成  第5節 分子触媒を用いた触媒的アンモニア合成におけるメカノケミカル反応  第6節 メカノケミカル反応による水素製造―極限反応場の創成と物質合成― 第4章 メカノケミカル反応による材料開発  第1節 メカノケミカル反応によるヒドリド化合物の合成と機能開拓  第2節 メカノケミカル法を用いたナトリウムイオン伝導性塩化物の開発  第3節 メカノケミカル法による各種の金属・酸化物・硫化物

こんな人におすすめ

  • 化学工学、材料工学分野の研究者・大学院生
  • 環境技術、リサイクル技術の開発に携わる企業のエンジニア
  • 持続可能な製造プロセスを模索する産業界の技術者
  • SDGsに対応した新技術導入を検討する企業の意思決定者

著者について

齋藤文良氏は東北大学名誉教授として、長年にわたりメカノケミストリー分野の研究をリードしてきた第一人者です。機械的エネルギーを利用した化学反応の基礎研究から産業応用まで幅広い業績を持ち、特に環境問題解決への応用研究において国際的に高い評価を得ています。本書ではその豊富な研究経験と知見を余すところなく披露しています。

まとめ

メカノケミカル反応技術の基礎から社会実装までを網羅した専門書。SDGs時代の環境課題解決に取り組む研究者・技術者必携の一冊です。

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