『SとX セラピスト霜鳥壱人の診察室(1)』Netflix化された話題作の続編が遂に始動

コミック・雑誌

3秒で分かる要約

★★★★☆
おすすめ度
スコア: 4.2/5.0
難易度: やや重い

こんな人向け:

  • 現代の社会問題に関心がある人
  • 性に関する悩みについて考えたい人
  • ドラマ『SとX』を見ている人
  • 一気読みしたい人
読む目安:1.5時間

本書の読みどころ

Netflixドラマ化で話題の『SとX』待望の続編。セックスセラピストが現代の性被害に立ち向かう社会派エンタメです。性の悩みを真摯に描くサスペンスが好きなら必読の一冊。

結論:この本はこんな人に刺さる

現代の性被害という重いテーマを、サスペンスの手法で引き込まれるように描く作品です。特に主人公・霜鳥の葛藤と行動力が光り、盗撮という身近で深刻な犯罪に対して誰が何をできるのかを考えさせられます。SNS時代のダークサイドを舞台にした問題作として、多くの読者に話題になると予想されます。

どんな本?

セックスセラピスト・霜鳥壱人が相談者の性の悩みに向き合いながら、自身も葛藤を抱えている。新メンバーも加わった『すずしろノースクリニック』の前に、盗撮で悩む小学生が現れる。匿名の世界で暗躍する加害者たちに立ち向かう霜鳥。Netflixドラマ化された前作から、さらに深く、現在の性被害問題に切り込む続編がここに開幕。

新刊Hubがこの本を紹介する理由

前作『SとX』のドラマ化効果で読者層が拡大する中、その続編の刊行は大きな注目ポイントです。性の悩みというタブーに正面から向き合うだけでなく、盗撮・小児被害といった現在進行形の社会問題をサスペンス手法で描く希少性があります。多田基生の筆致と社会的意義が結びついた、エンタメであると同時に読者に問いかける作品として、現在の出版市場では必要とされている作品だと言えます。

あらすじ

セックスセラピストの霜鳥壱人は、性の悩みを抱える相談者たちに真摯に向き合っている。だが彼自身も、仕事の中で葛藤を重ねている。そんな中、彼の診察室を訪れたのは、盗撮で悩む一人の小学生。わずか一枚の画像から始まる波紋は、想像以上に広がっていく。匿名の世界で暗躍する加害者たちは誰か。何を目的としているのか。霜鳥が起こしたアクションとは。新しいメンバーも加入し、さらにパワーアップした『すずしろノースクリニック』が、現代にはびこる性被害の実態に立ち向かう。

この本の魅力

魅力① 主人公の葛藤が呼び起こす現実感

セックスセラピストという立場にありながら、霜鳥自身も性についての悩みを抱えている。この矛盾と葛藤が物語に深みを与えます。完璧なプロではなく、相談者と同じく迷いながら前に進む主人公だからこそ、読者は無条件に応援できるのです。その誠実さが、難しいテーマを受け入れやすくしています。

魅力② 身近で深刻な犯罪をサスペンスとして

盗撮という身近な犯罪が、どのような加害者によって、どのような構造で行われているのかを冷徹に描きます。ドラマのように盛られるのではなく、実際に起こり得る状況として迫ってくるため、読みながら社会への問い意識が生まれます。エンタメと社会的メッセージが一体となった作品体験が得られます。

魅力③ アンサンブルキャストの成長と信頼関係

新しいメンバーが加入した『すずしろノースクリニック』では、霜鳥だけでなく、チーム全体の力関係や信頼が物語を動かします。複数視点から事件が描かれることで、同じ状況でも異なる判断や感情が生まれるリアリティが生まれます。登場人物たちの連携と成長が、読者の期待を上回るダイナミズムを生み出しています。

読んだ人の感想

盗撮という衝撃的なテーマから始まるのに、気づくと登場人物たちの行動と心理の動きに引き込まれていました。単なる犯罪ドラマではなく、どうするのが正解なのか、個人ができることは何なのかを考えさせられながら進む物語。続きが気になる面白さと、考えさせられる重さが両立しています。

こんな人におすすめ

  • Netflixでドラマ化された『SとX』の前作を読んだ方
  • 現代の社会問題とサスペンスが融合した作品を求めている方
  • セラピストや医療者の視点から人間ドラマを読みたい方
  • SNS時代の負の側面と闇に関心のある方

読む前に知っておきたいポイント

この作品は、単なる医療エンタメや恋愛ドラマとしての楽しみ方ではなく、社会の闇と向き合うサスペンスとして読むと最も満足度が高くなります。性に関する具体的な描写や問題提起が含まれるため、そうした現実的な内容に抵抗感がある方は事前の心構えが必要です。一方、現代社会における性被害や匿名文化の負の側面に関心のある読者、前作を読んだファンなら、登場人物たちの成長と行動に引き込まれることでしょう。

著者について

多田 基生

SとX セラピスト霜鳥壱人の診察室(1)

SとX セラピスト霜鳥壱人の診察室(1)

著者多田 基生
出版社1
発売日2026年6月23日
価格720円+税
ページ数160ページ
判型B6判
ISBN9784065435960

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『SとX』の前作に続く本編を待っていた方や、社会派サスペンスが好きなら、本作は必読です。医療職の葛藤を描きながら現代的な犯罪に立ち向かう構成は、ミステリー好きにも共感できる物語の構造を持っています。

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Netflixドラマの話題が続く中、原作『SとX』シリーズの続編として、ぜひ手に取ってご覧ください。

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