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3秒で分かる要約
こんな人向け:
- ホラー・ミステリーを好む読者
- 霊的現象や心理描写に興味がある読者
- 短編オムニバス形式を楽しむ読者
- 民俗学や民間伝承に関心のある読者
本書の読みどころ
人の心理の奥底に潜む歪みと、霊的な恐怖が交わるこのオムニバス。本格ホラーの最新作から民俗学ミステリーまで、スリルと不思議に心が揺さぶられる読み心地を求める方向けの一冊です。
結論:この本はこんな人に刺さる
霊能者シリーズの最新作『心眼』を筆頭に、スクールカウンセラー緒方克巳が問いかける『自分の目で見るべきもの』というテーマを通じて、生と死の狭間で揺れ動く人間ドラマを描く本書。
さらに『横浜神仙物語』『水神伝説』などの人気シリーズから精選された作品も収録されており、心理的なリアリティとファンタジー要素を両立させたホラー好きに最適です。
どんな本?
山本まゆり、三原千恵利ら人気漫画家による読み切りホラーオムニバス集。著名な本格ホラーシリーズの最新作と既シリーズからの精選作品、さらに民俗学ミステリーまで、多彩なテーマで心の奥底に眠る恐怖を描き出します。
霊と人間が交錯する世界観の中で、自分たちが見るべきものは何かを問い続ける物語たちです。
新刊Hubがこの本を紹介する理由
2026年8月の新刊として、心理ホラーという古来からのジャンルに現代的な『自分の目で見るべきもの』というテーマ性を持ち込んだ作品集。スクールカウンセラー、高校生、妊婦という多角的な視点から人間ドラマを掘り下げる構成が、単なるオムニバス集に留まらない完成度の高さを示唆しています。
人気シリーズの最新作が巻頭を飾ることで、既存ファンの期待値も高く、ホラージャンルの読者を引き付ける十分な牽引力を持つ新刊です。
あらすじ
恐怖に溺れる闇の淵。人智を越えた霊の世界、心理の奥に潜む歪み、圧倒される自然の力——そこに立ち入れば、深い絶望に飲み込まれていく。
本書の核となるのは『霊能者緒方克巳』シリーズの最新作『心眼』。スクールカウンセラーとして働く克巳が直面する霊的事象と、それを通じて問い掛けられる『見るべきもの』とは何か。
さらに「生と死の間に…」では死にたがりの生き霊と出会った高校生の揺らぎ、「水の中の産声」では妊娠という生命の営みの中での心理的翻弄が描かれます。
三原千恵利による『横浜神仙物語』『水神伝説』からは計4本を厳選。民俗学ミステリー『アカツキ論文』シリーズや過去の過ちを清算するサスペンスなど、スリルと不思議、そして少しの違和感が心を揺さぶる傑作ぞろいです。
この本の魅力
魅力① 霊能者緒方克巳シリーズ最新作がもたらす『見ること』への深い問い
本書の巻頭を飾る『心眼』は、スクールカウンセラーという立場から人間関係や心理現象に向き合う克巳が、あらためて『自分の目で見るべきものは何か』という根本的な問いを投げかけます。既存シリーズの読者にとっては、キャラクターの成長と視点の深化を同時に体験できる濃密な最新作。
シリーズを知らない読者にとっても、霊能という超常的スキルと心理カウンセリングという現実的営為の交差点で起こる葛藤は、非常に引き込まれる人間ドラマとなっています。
魅力② 生と死の狭間で揺れ動く人間ドラマの多角的描写
「生と死の間に…」では高校生が死にたがりの生き霊と出会うことで、生命の尊さと儚さの間で揺れ動く心情が丁寧に描かれます。また「水の中の産声」では妊娠・出産という究極の生命営みの中で、妊婦の心がいかに翻弄されるかが心理描写の緻密さで表現されます。
単なるホラー要素ではなく、人間にとって避けられない『生死』に向き合う読者の心も揺さぶられる、深い思考の領域に達する作品群です。
魅力③ 『横浜神仙物語』『水神伝説』から厳選された人気シリーズの豪華競演
三原千恵利による2つの人気シリーズから計4本を収録。神仙譚と水の伝説という、日本の民俗的背景に根ざしたファンタジー世界観が、本書のホラーテーマと奇妙にマッチします。
既存ファンにとっては馴染みのキャラクターと世界観の新たな側面を発見でき、未読者にとっては独立した読み物としての完成度の高さと、シリーズへの興味喚起が同時に実現されています。
公開情報から想定できる読書体験
本書の魅力は、スリルや恐怖という単純な感情刺激に留まりません。『見ること』『生きることの意味』『心理の奥底の歪み』といった、読者各自が向き合う機会を与える構成になっています。
オムニバス形式であっても、通底するテーマが読後に一つの完成度高い思想体験として残ります。
こんな人におすすめ
- 霊能者緒方克巳シリーズの既読者で、克巳の成長と新たな問い掛けを追いたい方
- 心理ホラーや民俗ミステリーで、単なるスリルではなく思考的な深さを求める読者
- 『横浜神仙物語』『水神伝説』などのシリーズ作品をご存知で、その世界観の拡張を楽しみたい方
- 短編オムニバスで、多角的なテーマと著者による異なる表現世界を味わいたい方
読む前に知っておきたいポイント
本書は複数の著者による読み切りオムニバスため、長編を追う充足感よりも、各作品のテーマ性や心理描写の濃密さを味わう読み方がおすすめです。特に『霊能者緒方克巳』シリーズをご存知の方なら、克巳という存在を通じた『見る』ことの意味への問い掛けに深い共鳴が得られるでしょう。
一方、短編をテンポよく次々と読みたい、または明確な解答を求める傾向が強い読者には、オムニバスの性質上、物足りなさを感じる可能性があります。心理的な曖昧さや浮遊感を楽しめる方向けです。
著者について

妖-深淵の事件簿-
| 著者 | 山本 まゆり |
| 出版社 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2026年8月17日 |
| 価格 | 664円+税 |
| ページ数 | 416ページ |
| 判型 | B6判 |
| ISBN | 9784408177403 |
類似作品
心理的な深さとホラー要素が同居した作品をお探しなら『霊能者緒方克巳』シリーズの既刊作品や、民俗学的背景を持つミステリー作品との組み合わせも興味深いでしょう。また三原千恵利の『横浜神仙物語』『水神伝説』をまとめて読むことで、本書に登場する作品群がより立体的に理解できます。
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生と死、見ることの意味、心の奥底に潜む恐怖をテーマにした本書。ぜひこの機会にご手に取ってみてください。


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