『ララのまほうのことば』優しい言葉が命を育む感動絵本

文芸

3秒で分かる要約

★★★★★
おすすめ度
スコア: 4.8/5.0
難易度: 読みやすい

こんな人向け:

  • 優しい物語が好きな人
  • 子どもへの読み聞かせを探している人
  • 自然と命の大切さを学びたい人
  • 美しいイラストを楽しみたい人
読む目安:15分

本書の読みどころ

国際的な賞を受賞した感動絵本『ララのまほうのことば』。心を通わせる植物との物語を通じて、優しさと言葉の力を学べます。子どもから大人まで心に残る一冊です。

結論:この本はこんな人に刺さる

自然との関わりや言葉の力について考えさせられたい方なら、ぜひ読んでいただきたい作品です。特に、心を通わせるという見えない力を美しく描いた表現が素晴らしく、親子で一緒に読むのに最適。世界中で高く評価された理由がわかる、優しさに満ちた絵本です。

どんな本?

暑い夏の日、少女ララはコンクリートに囲まれた空き地の草たちに水をやります。優しく語りかけるララでしたが、母親から外出を禁止されてしまいます。そこで心の中から呼びかけると、植物たちが不思議な力を見せるというお話。エズラ・ジャック・キーツ賞受賞作で、多様性あふれる社会の描写も魅力的です。

あらすじ

蒸し暑い夏の日、少女ララはバケツを持ってどこへ向かうのか。フェンスを越えた先は、コンクリートに囲まれた小さな空き地。ここで彼女は『こんにちは、みどりのおともだち』と優しく声をかけ、乾いた草たちに丁寧に水をやります。いつも元気でどろんこのララに、お母さんはイライラして『外に出かけちゃダメ!』と言い放ってしまいます。しかし、ララがみどりのおともだちに心の奥底から思いを届けようと呼びかけると、あの空き地で不思議なことが起こるのです。やさしい言葉が豊かな命を育む、心温まる物語。

この本の魅力

魅力① 見えない力を美しく描いた表現の素晴らしさ

この絵本の最大の魅力は、心を通わせるという目に見えない力を、ワクワクする表現で伝えていることです。ララが心から呼びかけたとき、何が起こるのか。その瞬間の描写は、読む人の想像力をかき立てます。大人も子どもも『言葉の力ってこんなにすごいんだ』と感動できる、素敵な仕掛けになっています。

魅力② 多様な社会を自然に表現した絵のタッチ

白人、黒人、ポーランド系、スペイン系など、さまざまなルーツを持つ人たちが街に住んでいる情景がモノクロのイラストで描かれます。特別に説教的にならず、自然に多様性を表現している点が秀逸。子どもたちは絵を見ながら『世界には色々な人がいるんだ』と無意識に学べるのです。

魅力③ 親子の絆と成長の物語としての深さ

ララとお母さんのやり取りは、多くの親子が経験する葛藤が詰まっています。外で遊びたい子ども、清潔さを心配する親。そんな日常的な対立を通じて、実は親子は心でつながっているんだということが伝わります。子どもが親を理解し、親も子どもを認める、そうした成長のプロセスが温かく描かれています。

読んだ人の感想

読み終わった後、子どもが『やさしい言葉って本当に大事なんだ』とつぶやきそうな作品です。親子で読むと、普段は言わない『ありがとう』『大好きだよ』という言葉がスムーズに出てくるような、そんな魔法のような絵本。何度も読み返したくなる温かさが特徴です。

こんな人におすすめ

  • 子どもに優しさや言葉の力について教えたい親御さん
  • 多様な価値観や社会について学びたい子ども
  • 温かい気持ちになれる絵本を探している方
  • 国際的に高く評価された作品に興味がある方

著者について

グレーシー、ジャン、著、イラスト 矢野彩子、翻訳 三辺律子

グレイシー一族(グレイシーいちぞく)とは、ブラジルの柔術家一族。

ララのまほうのことば
















原書: LALA’S WORDS

ララのまほうのことば 原書: LALA’S WORDS

著者グレーシー・ジャン/著・イラスト 矢野彩子/翻訳 三辺律子/監修
出版社工学図書
発売日20250701
価格1,800円+税
ページ数48ページ
ISBN9784769205142
📖 工学図書

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エズラ・ジャック・キーツ賞受賞の感動絵本、ぜひこの機会にお手に取ってみてください。

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