『エピクロスの処方箋』夏川草介が描く医療と幸福の本質―『スピノザの診察室』待望の続編

文芸

本屋大賞受賞『スピノザの診察室』の続編がついに刊行されました。現役医師・夏川草介が、医療の限界と人間の幸福について深く問い直す傑作です。思想する医師・雄町哲郎が、難症例と向き合う中で直面する倫理的葛藤。古代ギリシャの哲学者エピクロスの言葉を処方箋に、生きることの本当の意味を考えさせられる感動作。映画化決定の話題作です。

この本の注目ポイント

✔ 医療エンタメの最高峰―哲学と医学の融合

本作の最大の魅力は、医学知識と哲学的思考が見事に融合していることです。難しい医学用語や哲学概念が、医師・雄町哲郎を通じて自然に物語に組み込まれます。『人を救うことができるのは医療なのか』という根源的な問いが、読者の心を揺さぶります。

✔ 前作知識なしで楽しめる独立した物語

シリーズの第二弾ですが、本作は単体で完結した魅力的なストーリーになっています。82歳の老人という難症例と、雄町哲郎との関係性が深い人間ドラマを生み出しています。前作未読の方でも十分にお楽しみいただけます。

✔ エピクロスの快楽主義から学ぶ人生哲学

タイトルの『エピクロスの処方箋』は、古代ギリシャの哲学者エピクロスの思想に由来します。本文で語られる『心の平静こそが真の快楽』というメッセージは、現代を生きる私たちにとって深い示唆を与えてくれる珠玉の言葉です。

目次

第一話 錦秋
第二話 冬至考
第三話 百鬼夜行
第四話 初弘法

こんな人におすすめ

  • 医療ミステリーや医学知識を活かした物語が好きな方
  • 哲学的な深さと人間ドラマを同時に味わいたい方
  • 『スピノザの診察室』に感動した読者
  • 生きることの意味や幸福について考えるきっかけが欲しい方

まとめ

『エピクロスの処方箋』は、医療と人生、幸福の本質を問い直す傑作です。思想する医師の葛藤を通じて、心の平静とは何かを考えさせられます。映画化決定の注目作。

著者について

夏川,草介

エピクロスの処方箋

エピクロスの処方箋

著者 夏川,草介
出版社 水鈴社
発売日 202510
価格 1,800円+税
ページ数 360ページ
判型 四六判
ISBN 9784910576053
📖 水鈴社

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