『魔のものたちは企てる 4』TVアニメ化も快調、魔王軍のドタバタ性癖コメディ第4巻レビュー

コミック・雑誌

3秒で分かる要約

★★★★☆
おすすめ度
スコア: 4.2/5.0
難易度: 読みやすい

こんな人向け:

  • コメディ漫画が好きな人
  • ドタバタギャグを探している人
  • シリーズファンで一気読みしたい人
  • アニメ化作品を原作で楽しみたい人
読む目安:1.5時間

本書の読みどころ

魔王軍によるドタバタ性癖議論コメディの第4巻。TVアニメ化も決定し、今もっとも勢いのあるコメディ作品です。

女神官リスタ編の完全収録版で、新キャラの癖の発芽まで楽しめます。

結論:この本はこんな人に刺さる

ユニークなキャラクターと予測不可能な展開が好きな人なら、かなり楽しめる作品です。特に性癖という一見下品なネタを、真摯かつ笑える議論に昇華させる脚本が秀逸で、X発で大好評だったのも納得。

電子版はカラー原稿収録というこだわりも、作品への愛が感じられます。

どんな本?

『魔のものたちは企てる』シリーズの第4巻。魔王軍が日々の実験に明け暮れる中、その影響を受けて人間勇者サイドにも新たな癖が芽生え始めます。

大人気だった女神官リスタ編を完全収録し、巻末には描き下ろしショートエピソードも掲載。

アニメ化も決定し、原作ファンにとって必読の1冊です。

新刊Hubがこの本を紹介する理由

このシリーズは、ネット発の作品がアニメ化される時代の象徴的な存在。キャラクター性癖というニッチなテーマを、単なるギャグに留めず、キャラの深掘りと世界観の拡張に活かしている点が優れています。

また電子版ではカラー原稿を全て収録するという電子限定サービスも、新しい時代の出版スタイルとして注目に値します。コメディ系の新刊の中で、ジャンルの枠を広げている作品として紹介したい一冊です。

あらすじ

魔王軍本部では、今日も奇想天外な実験が繰り広げられています。メンバーたちは独自の性癖について熱く議論し、時には衝突しながらも、お互いを理解していく過程が描かれます。

一方、勇者パーティーの女神官リスタの活躍も描かれる本巻。魔王軍の影響を受け始めた人間たちの側でも、新しい変化が起きようとしています。

キャラクターたちの予測不可能な行動と、温かみのあるキャラ間の関係性が、このシリーズの最大の魅力。

連載時に大好評だったエピソードが完全収録されるとあって、ファンならば必携の一冊です。

この本の魅力

魅力① 性癖という普遍的なテーマを通じたキャラクター理解の深さ

一見ふざけた『性癖議論』ですが、実はこれがキャラクターの本質を理解する手段になっています。各キャラの癖を知ることで、彼らがなぜそう行動するのか、何を大切にしているのかが見えてくる。

この深さがあるからこそ、ギャグと感動が共存し、単なるコメディを超えた作品になっているのです。

魅力② 魔王軍と勇者パーティー両視点の視野の広さ

本巻で完全収録される女神官リスタ編では、敵勢力である勇者パーティー視点からも物語が描かれます。対立する両陣営が実は密接に繋がっていて、相互に影響し合う構造が秀逸です。

単なる敵味方の対立ではなく、すべてのキャラが等しく大切にされる世界観は、作品に温かみと奥行きをもたらしています。

魅力③ 電子版カラー原稿の完全収録という作品へのこだわり

電子版では連載時のカラー原稿をすべてカラーのまま収録というサービス。これは作品と読者への向き合い方を示しています。

カラー表現が活きるコメディ漫画だからこそ、このこだわりが活きます。紙版とは違う体験ができる電子版の価値も、新しい出版の在り方として注目です。

読んだ人の感想

性癖という一見ふざけたテーマなのに、どんどんキャラに愛着が湧いてくる。気づいたら推し推しなキャラができていて、その子の視点でのエピソードは特に心が掴まれます。

魔王軍も勇者パーティーも関係なく、全員好きになってしまう。こんな感覚を覚えさせてくれる作品です。

こんな人におすすめ

  • ユーモアとキャラの深さを両立させた作品が好きな方
  • アニメ化作品の原作を読んで、より深く理解したい方
  • X発の人気作品で、話題について行きたい方
  • シリーズの前巻を既に読んでいるファンの方

読む前に知っておきたいポイント

このシリーズは『性癖議論』というニッチなテーマを扱っていますが、決して下品なだけではなく、キャラクター理解と世界観の拡張に真摯に向き合っています。ユーモアとキャラの深さを両立させた作品が好きなら、大いに満足できるはずです。

一方、ストレートな恋愛や冒険を期待する方には、少し肩透かしに感じるかもしれません。また、シリーズの4巻目なので、前巻までのキャラ関係や世界観を知った上で読むことで、より楽しさが深まります。

著者について

加藤 拓弐


ガしガし

魔のものたちは企てる 4

魔のものたちは企てる 4

著者加藤 拓弐、ガしガし
出版社KADOKAWA
発売日2026年7月9日
価格840円+税
ページ数162ページ
判型B6判
ISBN9784040765006

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『月が導く異世界道中』などの異世界ファンタジーコメディが好きなら、このシリーズもきっと気に入るはず。個性的なキャラクターたちの化学反応を見られるという点で、共通の面白さがあります。

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TVアニメ化も決定した今、原作でキャラたちの本当の魅力を知っておきませんか。ぜひチェックしてみてください。

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