『このキスを止めるな』霊媒師と霊が視えるライターの共闘ファンタジー

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3秒で分かる要約

★★★★☆
おすすめ度
スコア: 4.0/5.0
難易度: 読みやすい

こんな人向け:

  • BL・恋愛漫画が好きな読者
  • ファンタジー・超能力ものが好きな読者
  • イケメンキャラクターに興味がある読者
  • 短編で完結する作品を求める読者
読む目安:2時間

本書の読みどころ

霊が視える体質のライターと、除霊の力を持つイケメン霊媒師のコンビが、悪霊と対峙する。ファンタジー設定とロマンティックな展開が融合した、独特の世界観が特徴的な新刊です。

結論:この本はこんな人に刺さる

霊能力設定のファンタジーが好きな方、キャラクター同士の関係性の変化を丁寧に描いた作品を求める読者、そして恋愛要素とアクション・怪奇要素のバランスの取れた物語を楽しみたい方に最適です。KADOKAWA発行で、装丁やページ数から読み応えのある一冊と期待できます。

どんな本?

霊が視える体質で霊障に悩むライター・影山が、話題のイケメン霊媒師・来人の取材をすることになります。影山は悪霊をも跳ね返す陽の力を持つ来人に気に入られ、霊媒師の相棒として活動することに。

やがて影山の身体に悪霊が入ってしまい、来人の陽の力で除霊しようとするのですが……そこに予想外の展開が待っていました。

新刊Hubがこの本を紹介する理由

霊能力というファンタジー設定を活かしながら、取材という日常的なシーンから物語が始まる点が新鮮です。また、主人公の霊能力と相手方の除霊能力という「補完関係」を、単なる設定ではなく物語の中核に据えているところが、同ジャンルの他作品との差別化ポイント。

ロマンティックな展開が自然と物語に組み込まれていく構成は、心理描写を丁寧に描く著者の手腕が感じられます。夏から秋へ向かう時期の新刊として、読者の期待値も高まるタイミングです。

あらすじ

影山は霊が視える体質だからこそ、日々の霊障に悩まされていました。そんなとき、今話題のイケメン霊媒師・来人の取材を依頼されます。

取材を進める中で、影山は来人に強い興味を惹かれていきます。一方、来人も影山を気に入り、相棒として霊媒師の活動に同行するよう誘います。

やがて、影山の身体に悪霊が憑依してしまいます。これを除霊するには、来人の陽の力を直接注ぐ必要があります。

その方法が、キスだというのです。

予想外の状況と、二人の関係の深まりが同時に進行していく、息もつかせぬ展開が待っています。

この本の魅力

魅力① 補完し合う二人の能力設定の妙

影山は霊が視えるが除霊はできない、来人は霊が視えないが除霊の力を持つ――この相反する能力設定が、二人を否応なく結びつけます。

単なる恋愛的な接近ではなく、能力の相補関係が物語の核になっている点が秀逸です。この設定により、困難な状況での協力や信頼関係の構築が自然と物語に組み込まれ、読者も二人の関係性の変化を緊張感を持って追うことができます。

魅力② 現代的な取材という枠組みから始まる非現実世界

ライターによる取材という、誰もが想像しやすいシチュエーションからスタートする点が巧みです。読者も影山と一緒に、来人という存在に引き込まれていきます。

日常の中に徐々に浸透するファンタジー要素は、物語への没入感を高めます。また、取材というプロフェッショナルな関係から始まることで、その後の関係性の変化がより強い印象として残ります。

魅力③ ロマンティックなシーンの自然な導入

悪霊除霊という切迫した状況下でのキスシーンは、単なるロマンティックな演出ではなく、ファンタジー設定に基づいた必然性を持っています。

このように恋愛要素が物語の論理の中で正当化されるアプローチは、読者の感情的な満足度を高めます。また、緊迫した状況と心理的な高ぶりが同時に訪れることで、シーンの印象度が増す構成が見事です。

公開情報から想定できる読書体験

霊能力設定とロマンティックな展開の融合に期待して手に取ると、その期待をしっかり満たしてくれる一冊。ファンタジー的な世界観は装置として機能しながらも、キャラクター同士の心理的な距離感の変化が丁寧に描かれます。

軽くはない内容ですが、夜更かしして一気読みしたくなるような吸引力があります。

こんな人におすすめ

  • 霊能力ものやファンタジー設定の物語が好きな方
  • キャラクター同士の関係性の変化を丁寧に読みたい方
  • 恋愛とアクション・怪奇要素のバランスが取れた作品を探している方
  • 著者nokoの世界観に興味がある方

読む前に知っておきたいポイント

この作品は、ファンタジー要素と恋愛要素が絶妙に調和した作品です。霊能力設定が好きな方、キャラクター同士の心理描写や関係の変化を楽しむ読者に向いています。

ただし、本格的なホラーやミステリーを期待すると、恋愛要素の比重が想像と異なる可能性があります。また、オカルト設定は装置として機能し、心理描写に重きが置かれている点も頭に入れておくと、より作品を楽しめます。

このキスを止めるな

このキスを止めるな

著者noko
出版社KADOKAWA
発売日2026年9月15日
価格860円+税
ページ数192ページ
判型B6判
ISBN9784045002977

類似作品

霊能力設定を活かしたファンタジーが好きなら『雨の日も晴れた日も』『地縛少年花子くん』なども視野に。キャラクター同士の心理描写を重視する作品を探しているなら、ぜひチェックしてみてください。

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霊媒師と霊が視えるライターのコンビが織りなす、ファンタジーとロマンスの融合。気になった方はぜひ手に取ってみてください。

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