『ややこしさんはややこしい』しおひがり、SNS発のイラストレーターがコロコロコミックでまんがデビュー

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3秒で分かる要約

★★★★☆
おすすめ度
スコア: 4.2/5.0
難易度: 読みやすい

こんな人向け:

  • 恋愛コミックが好きな若年層
  • SNS文化に親しむ世代
  • ポップで軽快なタッチの作品を求める読者
  • キャラクターの心理描写に惹かれる層
読む目安:1.5時間

本書の読みどころ

SNSで大人気のクリエイター・しおひがりのまんがデビュー作。理解不能だけど惹かれてしまう、ややこしい恋心を描いた作品です。

くだらなくて、グッときて、クセになる物語。

結論:この本はこんな人に刺さる

LINEスタンプ15万超の販売実績を持つしおひがり先生の初めてのまんが化。SNSで日々目にしているあの世界観が、物語として広がります。

ポップなイラストと不思議な魅力の登場人物に惹かれる読者、軽くて読みやすい恋愛ものを求める方に最適。

どんな本?

隣の席のややこしさんは何を考えているか分からない。振る舞いもいちいちややこしくてコワイはずなのに、なぜだか気になる。

そのままスルーできない気持ちの正体は何なのか——。

しおひガールズで知られるクリエイターが初めて手がけるまんが作品。くだらなくて、グッときて、読めば読むほどクセになる世界観をお楽しみください。

新刊Hubがこの本を紹介する理由

SNS時代の新しい才能がまんが化することの意味は大きいです。LINEスタンプの累積販売15万超という実績が示す通り、しおひがりの描くキャラクターや空気感には既に確実なファンがいます。

本作は単なる著者の既知イメージを活かした企画ではなく、その世界観を『ストーリー』として再構成した初の試み。コロコロコミック掲載という点も、幅広い年代に新しい創作スタイルを届ける意味で注目価値があります。

あらすじ

「ややこしさん」と呼ばれる存在がいる。その人のことを何も理解できない。

何を考えているのか、どうしてそんなことするのか、まるで意味不明。

最初はただコワかった。でも気づいたら、ずっと目で追ってしまっている。

ややこしくて、予測不能で、だからこそ目が離せない。そんな不思議な相手に向かう、説明できない感情の正体とは。

ポップなタッチで描かれる日常の中で、主人公がやがて気づく『ややこしい気持ち』の本当の意味。そこには小っ恥ずかしくて、だけどどこか素敵な恋の形があるのかもしれません。

この本の魅力

魅力① SNS発の創作者による、まんが化という新しい冒険

しおひがり先生はこれまで『しおひガールズ』などのイラスト作品や、LINEスタンプで活躍してきた創作者です。本作はその世界観を『物語』へ昇華させた初のまんが作品。

デジタルネイティブな表現スタイルがどのようにまんがという古典的メディアと出会うのか——その化学反応を見守ることができます。既存のまんが表現では得られない、新鮮な視点や構成の可能性を感じさせる作品です。

魅力② 『ややこしい』を貫く、独特の世界観とユーモア

この作品の核にあるのは、論理的には説明できない感覚を『ややこしい』という一言で押し通すキャラの強さです。そしてそのやり方がほんとうに『ややこしい』。

つまり、作品自体がそのテーマを体現しているわけです。読んでいると『何がどう面白いのか完全には説明できないけど、クセになる』という、ククウスの存在そのものを追体験できます。

くだらなくて、だからこそグッときてしまう妙。

魅力③ ポップなイラストで描かれる、等身大の『なんだか好き』

恋愛もの・青春ものの『好きになった』という告白や大げさな演出に疲れた読者にとって、本作は大切なものかもしれません。

『なぜ好きなのか言葉にならない』『ただなんだか気になる』『理由のない惹かれ』——大人が忘れやすい、それでいて本当は誰もが経験している感覚。それを、ポップで親しみやすいイラストで自然に表現する作品です。

公開情報から想定できる読書体験

本作は『恋愛ものとしてのドラマチックさ』よりも『日常の中の小さな『?』を感じる喜び』が中心です。

キャラクターの不可解な行動に笑ったり、主人公のやや不器用な向き合い方に共感したり、そうした積み重ねで形作られる世界観を味わう作品といえます。

こんな人におすすめ

  • SNSで話題のクリエイターの作品に興味がある
  • 恋愛ものでも肩ひじ張らない、軽やかな読み心地を求めている
  • キャラの『なんか好き』という根拠のない魅力を感じられる人
  • くだらなさの中に素敵さを見つけるのが好き

読む前に知っておきたいポイント

本作は軽やかで読みやすい『ボーイミーツガール』の形をしていますが、期待する価値は別のところにあります。論理的に説明できない『なんだか好き』という感覚を、イラストと会話で巧みに表現する作品です。

キャラクター描写の細かさや恋愛の進展スピードを重視する読者にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。しかし『雰囲気』『キャラの魅力』『くだらないけど素敵な日常』を味わえる作品を探しているなら、ぴったりです。

ややこしさんはややこしい

ややこしさんはややこしい

著者しおひがり
出版社小学館
発売日2026年9月28日
価格700円+税
ページ数160ページ
判型B6判
ISBN9784091543301

類似作品

『ももクロちゃんと!』のような、キャラの不可思議さが魅力の作品が好きなら本作も楽しめるでしょう。

また『恋は光』などのやさしい恋愛ものを読んでいる方にも、新しい視点からのアプローチとしておすすめできます。

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気になった方は、ぜひこの『ややこしい世界』の入口に足を踏み入れてみてください。クセになる魅力が待っています。

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