『SとX』第2巻、セラピスト霜鳥壱人が向き合う現代の性の悩み

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3秒で分かる要約

★★★★☆
おすすめ度
スコア: 4.2/5.0
難易度: 普通

こんな人向け:

  • 性に関する悩みや課題について学びたい大人
  • 現代的なジェンダー・セクシュアリティの問題に関心がある人
  • ドラマ化作品の原作を読みたい視聴者
  • 人間関係やコミュニケーションについて考えたい人
読む目安:2時間

本書の読みどころ

Netflixドラマ化で話題の『SとX』待望の第2巻。性器のコンプレックス、同性間の葛藤など、今の時代に必要なテーマを描きます。

性の悩みに真摯に向き合うセラピストの姿勢から、読者自身の問題にも向き合うきっかけが得られます。

結論:この本はこんな人に刺さる

どんな本?

セックスセラピスト・霜鳥壱人が相談者の性に関する悩みに向き合う物語の第2巻。性器へのコンプレックスを抱えるカップルや、同性間での思いをめぐる2組のカップルがぶつかる葛藤を収録しています。

セラピスト自身も未だ葛藤を抱えながら、相談者と向き合う姿勢が本作の中心。160ページのコンパクトながら、深い問いかけが詰まっています。

新刊Hubがこの本を紹介する理由

Netflixドラマ化による認知拡大で、改めて原作への注目が高まっている本作。第2巻では性器コンプレックスや同性間の感情など、従来タブーとされてきたテーマに向き合う点が、現代社会の性教育・セクシャルウェルネスの関心の高まりとも重なります。

実用的な性知識というより、人間関係における本当の課題に光を当てる作品として、学術的関心と娯楽性の両立を実現しており、講談社による作品としての質感も確かです。

あらすじ

セックスセラピスト・霜鳥壱人は、様々な性の悩みを抱える相談者と向き合いながら、自身もまた答えのない葛藤の中にいます。

第2巻では、性器のコンプレックスに苦しむカップルの関係修復、同性間で思いを育んでいた2組のカップルがぶつかる壁など、時代が投げかけてくる新しいテーマに直面します。霜鳥にできることは何か、セラピストとしての限界と可能性を問い続ける物語。

Netflixでのドラマ化で大きな反響を呼んだ本シリーズの続編として、より複雑で現代的な課題が描かれています。

この本の魅力

魅力① 現代の複雑な性の課題をコンパクトに描く

性器コンプレックス、同性間での感情、セラピスト自身の葛藤など、従来のセックス関連作品では描かれにくかった課題を正面から取り扱っています。160ページというコンパクトなボリュームながら、各エピソードに深さと説得力を持たせている点が特徴です。

時事性のあるテーマを丁寧に扱うことで、読者が自身の問題と向き合うきっかけを提供しています。

魅力② セラピスト自身の未完結な葛藤が物語を貫く

本作の独特さは、相談者を助ける立場のセラピスト・霜鳥もまた答えを持たないという点です。「もちろん僕にだって悩みがあります」というスタンスが、上から目線ではない誠実な対話を生み出しており、読者も登場人物と同じレベルで考えさせられます。

セラピストという専門職であっても完全ではない人間であるという描き方が、本作を単なる指南本ではなく人間ドラマにしています。

魅力③ Netflixドラマ化で拡がった世界の続きを原作で堪能

大反響を呼んだドラマ化により、本シリーズへの注目が一気に高まっています。第2巻はドラマ化後に執筆された続編として、より洗練された物語構成と現代的な問題意識が盛り込まれています。

ドラマで感動した読者はもちろん、原作による深い描写と複数のエピソード構成を体験することで、さらに豊かな世界観を得られます。

公開情報から想定できる読書体験

本書は相談者たちの悩みとその解決過程を通じて、セックスセラピストという職業の実像と限界を浮き彫りにします。各エピソードは短編的に独立しながらも、セラピスト霜鳥自身の成長という大きな弧の中に位置付けられています。

性に関する現実的な課題を避けずに扱いながら、人間関係における対話と理解の大切さを描く、誠実で示唆的な物語体験が得られます。

こんな人におすすめ

  • 性や恋愛に関する深刻な課題を真摯に扱った作品が好きな人
  • Netflixドラマ版を見て、原作の続きが気になっている人
  • セラピスト・カウンセリングという職業に関心がある人
  • 現代社会の人間関係の課題を考えるきっかけが欲しい人

読む前に知っておきたいポイント

本作は『性』をテーマにしていますが、露骨な描写よりも人間関係の課題に重きを置いています。セラピストの相談手法や倫理的葛藤を通じて、対話の大切さを学べる構成です。

ただし、性の悩みを解決するハウツー本ではなく、問いを投げかける作品として読むと満足度が高いです。また、ドラマ版を見た方なら世界観の継続を楽しめますが、未見でも独立した物語として読めます。

SとX セラピスト霜鳥壱人の診察室(2)

SとX セラピスト霜鳥壱人の診察室(2)

著者多田 基生
出版社講談社
発売日2026年8月21日
価格720円+税
ページ数160ページ
判型B6判
ISBN9784065446676

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深刻な人間関係の課題を真摯に扱う作品をお探しなら、臨床心理学的なアプローチで人間ドラマを描いた作品が参考になります。本作と同じく対話と理解をテーマにした医療職ものや、現代的な性や恋愛の課題に向き合う文学作品もおすすめです。

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Netflixドラマで話題を呼んだシリーズの続編。気になった方はぜひ手に取ってみてください。

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