3秒で分かる要約
こんな人向け:
- つのだじろうのファン
- 漫画史に興味がある人
- 懐かしい作品を再発見したい人
- 日本の漫画文化を学びたい人
本書の読みどころ
卒寿と画業70周年を迎えたつのだじろうの初公式解説本です。恐怖漫画の巨匠として知られながら、実は多彩なジャンルで傑作を生み出し続けた異才の全仕事が見える一冊。
懐かしさと新しい発見に満ちています。
結論:この本はこんな人に刺さる
つのだじろう作品に少しでも心を寄せたことがあるなら、間違いなく手に取る価値がある決定版です。特に恐怖・オカルト作品だけが彼の仕事だと思っていた読者にとっては、七つの創作世界の奥深さと多才さに目を見張ることでしょう。
幻の名作『ガールフレンド』の再録と本人自筆の自伝も貴重な記録として長く愛される一冊になりそうです。
どんな本?
『恐怖新聞』『うしろの百太郎』などで日本の恐怖漫画史に不朽の名を刻んだつのだじろう。しかし彼の創作世界は恐怖・オカルトにとどまりません。
本書は卒寿と画業70周年を記念した初の公式解説本。恐怖・オカルト、格闘・求道、スポーツ・競技、ユーモア・ペーソス、女性描写など七つの創作領域から代表作や知られざる傑作を豊富な図版で紹介。
幻の短編『ガールフレンド』の再録と本人による自伝も収録した、つのだじろうの全貌を知る決定版です。
新刊Hubがこの本を紹介する理由
つのだじろうは単なる恐怖漫画の巨匠ではなく、格闘、スポーツ、ユーモアなど多彩なジャンルで傑作を生み出した真の異才です。この公式解説本は70年の画業全体を俯瞰する極めて稀な機会であり、懐かしい読者の記憶を呼び覚ますと同時に、若い世代にも知られざる傑作群を紹介する貴重な作品。
幻の名作『ガールフレンド』の再録と本人の自伝という文献的価値、そして関係者の証言まで含めた多角的な構成は、日本漫画史における重要な記録として位置づけられます。
あらすじ
日本の漫画黎明期から70年間、ペンを握り続けたつのだじろう。『恐怖新聞』『亡霊学級』『うしろの百太郎』などのホラー作品で恐怖漫画の大家として知られていますが、その創作の幅はそこに留まりません。
空手の精神と格闘技の躍動感を描いた『空手バカ一代』『虹をよぶ拳』。仕事と人生の意味を問い続けた『その他くん』『5五の龍』。
勝負の熱さを熱き筆で綴った『おれの太陽』『ライバルの旗』。笑いと哀感に満ちた『ブラック団』『泣くな!
十円』。そして女性たちの複雑な心情を描き続けた『女たちの詩』シリーズ──。
本書は七つの創作世界から代表作と知られざる傑作を厳選し、豊富な図版とともに紹介。さらに幻の短編『ガールフレンド』を再録、本人が綴った自伝、詳細な年表、関係者の証言など、つのだじろうの人生と仕事の全貌が浮かび上がる唯一無二の公式解説本です。
この本の魅力
魅力① 七つの創作世界で見える異才の全貌
つのだじろうは『恐怖漫画の巨匠』というイメージで語られることが多いですが、実は格闘・求道、スポーツ・競技、ユーモア・ペーソス、女性描写など、まったく異なるジャンルで次々と傑作を生み出しています。
本書は七つのカテゴリから代表作を厳選することで、一人の漫画家がいかに多くの人間ドラマに向き合い、描き続けたのかが見えてきます。恐怖だけではない、つのだじろうの創作者としての本質が浮かび上がる瞬間です。
魅力② 幻の名作『ガールフレンド』再録と本人自伝の貴重さ
本書の大きな目玉は、長年の懸念だった幻の短編『ガールフレンド』が再録されることです。また、つのだじろう本人が歯に衣着せぬ筆致で綴った自伝も収録。
公式解説本だからこそ実現した、通常では手に入らない資料が詰め込まれています。長年の読者にとっては『あの作品、もう一度読みたかった』という念願が叶い、初心者にとっては著者の声で人生と創作の関係が直接伝わってくる貴重な記録になります。
魅力③ 豊富な図版と詳細年表で時代と作品がつながる
単なるテキスト解説ではなく、豊富な図版を交えた構成です。懐かしい扉絵や貴重なカット、そして長男・ビトウゴウによる詳細な作品・関連年表により、つのだじろうの創作活動が時系列で、そして時代背景とともに理解できます。
関係者の証言や貴重なエピソードも随所に散りばめられており、読むたびに新しい発見がある、まさに『完全仕事読本』の名にふさわしい仕上がりです。
読んだ人の感想
これまで『恐怖新聞』と『空手バカ一代』しか知らなかったのですが、つのだじろうがこんなに多くの傑作を描いていたなんて──。ページをめくるたびに『あ、この作品も彼だったのか』という驚きの連続です。
目次を見ているだけで懐かしさがこみ上げてきて、気づいたら一気に読み進めていました。本人の自伝パートも含めて、人生を賭けた漫画家の仕事の深さが感じられる一冊。
こんな人におすすめ
- つのだじろう作品に心当たりのある懐かしい読者
- 日本漫画史の重要な人物について深く知りたい研究者・漫画ファン
- 恐怖漫画以外のジャンルでの多才さを発見したい新しい読者
- 懐かしい作品をもう一度読みたくなるきっかけを求めている人
読む前に知っておきたいポイント
この本は『つのだじろうのすべてを知りたい』という読者に最適です。恐怖漫画のファンはもちろん、実は彼の多彩な仕事に触れたことがない人にとって、新しい世界が開く体験になるでしょう。
一点、注意としては本書は解説・紹介書なので、作品の全編を読んでいなくても楽しめる設計ですが、実際の漫画作品本編を別途探して読みたくなる可能性が高いこと。また、懐かしさを重視する企画のため、初期作品や古い連載作品の比率が高めです。
目次
●恐怖・オカルトの世界
亡霊学級
恐怖新聞
うしろの百太郎
再録 ガールフレンド
メギドの火
呪凶介PSI霊査室
ときめきの墓
魔子
蓮華伝説
新説百物語
つのだじろうの怪談
●格闘・求道の世界
空手バカ一代
虹をよぶ拳
●初期作品の世界
ルミちゃん教室
スーパー万兵衛
ばら色の海
あかね雲のうた
●専門ジャンルの世界
その他くん
5五の龍
●スポーツ・競技の世界
おれの太陽
ライバル左腕
ライバルの旗
狼よ!なぜ走る
二軍の旗
●ユーモア・ペーソスの世界
ブラック団
忍者あわて丸
ピュンピュン丸
怪虫カブトン
グリグリ
泣くな!十円
●女たちの世界
女たちの詩シリーズ
銀座花族
真夜中のラヴ・レター
恋人は守護霊さま
●つのだじろう90年のあゆみ
つのだじろう一代記
つのだじろう作品&関連年表
●COLUMN
『恐怖新聞』のちょっと怖い話1
『恐怖新聞』のちょっと怖い話2
つのだじろう作品を想うと切なさがこみ上げてくる
つのだ漫画の世界はどこまでも広くて深い!
つのだ先生の漫画には昔も今も泣きました
『亡霊学級』と「お漏らし」の思い出
つのだ作品とメディアミックス
漫画以外の単行本
著者について
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–は、ハイフンマイナスを2つ並べたもの。以下を表す。

つのだじろう完全仕事読本
| 著者 | — |
| 出版社 | かや書房 |
| 発売日 | 2026年7月3日 |
| 価格 | 3,500円+税 |
| ページ数 | 304ページ |
| 判型 | A5判 |
| ISBN | 9784911636022 |
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